しあわせなこと
ライブ初日まで1週間を切った。
増田さんのソロが聴ける。
ちょっと怖い。
アルバムを聴いているけれど、増田さんのソロ以外がなかなか入ってこない。そこにも増田さんの声はあるのに興味を持って聴けない。今までだったら歌詞カードとにらめっこしながら何度も聴いて覚えていったのに。そんな気が起きない。聴いては、いる。聴いているのに入ってこない。
そしてやっぱりほとんどの時間をFOREVER MINEに費やしている。音をかけていないときにもずっと頭の中で増田さんが歌っている。
あなたが「歌を歌いたい」と思ってソロ曲にしたバラード。
私がずっとずっと聴きたいと思っていたバラード。
偶然にも一致してしまった今回のライブ。
そこで聴いたとき、その歌声に私が満足したとき、その後の私はどうなるだろう。
ちょっと怖い。
増田貴久の歌に満足したとき。
私の中での最高点に達してしまったとき。
今でさえ、この曲だけあればいいと思うときがある。これだけがあれば生きていける、何もいらないと。あんなに待っていたテゴマスであっても。
ライブで聴いて満足してその後。
それ以上あなたの声を追うことをしなくなってしまったら。もうこれ以上の声を取り込みたくないと思ってしまったら。
あなたから離れてしまうかもしれない。
私はいつも悪い方へばかり考えてしまう。
自分の悪いところだとわかっている。
なのに変えられない。
最高の歌声を聴けることはしあわせなこと。
あなたの胸では
頑なだった私の心が、
あなたの腕の中で
溶けていくように。
しあわせのあとにも幸せがあるといい。