猛毒に中毒

タカへの内容の無い手紙

「好き」という感情

について、ずっと考えてる。

少プレで「ずっと一緒さ」を聴いてから。

未だに答えは出ない。


あの歌を聴いた時、やっぱり「増田貴久の歌」好きだなぁと思ったんだよ。

そして「好き」って何だろうって思った。

どうして「好き」って思うんだろう。

どうして「好き」って分かるんだろう。


感情は自分ではコントロールできないもので、自分がどう思うのかはその時になってみないと分からない。それは人によって違うのかもしれないけど、私はそう感じている。コントロールも予想もできないもの。自分ではどうする事もできない感情の1つの「好き」という想い。増田さんに対するその感情に振り回されること早5年。いろんな事を想った。


あ、いいな「好き」だなぁ。

声は「好き」なんだけど足りないなぁ。

歌が「好き」なんだから、もっと歌ってよ。

「好き」だけど、嫌いになったら楽かも。


やっぱりどうしても「好き」だった。


私を振り回すその感情は、距離を置いても時間が経っても消えて無くなる事はなかった。そして、その歌声を聴けばすぐに自分のその感情に気付いた。不思議だなと思う。

もちろん、手放しで全てが好きという訳ではない。足りない部分も、ダメな部分も変わらず見えている。それでも「好き」だった。どうにもコントロールはできない。

もうこうなったら降参するしかない。



アイドルとファンの間にある、恋でも愛でもないその想い。振り回されたり、助けられたり、しんどくなったり。


なぜその感情が生まれるのか、継続するのか分からない。

分かる日は来ないのかもしれない。





あるとき芽生えて、気づいて、嬉しくて楽しくて、温めて、育てて大きくなり、抱えられなくなって一度下ろして歩いてみた。

見えなくなる場所まで進んでいけるかと思っていたけど、どこまで進んでも見えなくなる場所なんてなかった。

気になってちょっと振り返った瞬間、下ろした場所に戻っていた。暫くそこに置いてあったからギザギザになったりデコボコしたりしていた。でももう置いては進めなかったから、また連れて行こうと思った。

そう、抱えずに連れて行くことにした。

その、よく分からない「好き」という想いを。





晦日の京セラドーム

増田さんのソロ

イントロが流れた瞬間

まさかと思った。


そして、曲の最後「一緒さ」を聴いた時、その声は私の心のギザギザしたりデコボコした場所をすーっと埋めていった。

やっぱり聴きたいのはこの声だなと思ったよ。

やっぱり好きなのはこの声だったよ。



好きでいると、悲しかったり辛かったり落ち込んだりしんどい思いをする事もある。

そんな思いをしても、今度は置いて行かずに連れて行こうと思う。


また まぁるくなった「好き」という感情を。