猛毒に中毒

タカへの内容の無い手紙

魔法をかけてね

今日の月は 大きくて

怖いくらいの綺麗さだったよ。

まっすーも見たかな?


どこまでも付いてきた。

ずっと見てた。


あまり 見続けてはいけないものだったのかもしれないね。

せっかくの 魔法が解けてしまった。

綺麗な月の本当の怖さは そこだったんだね。



魔法が解けて 一瞬で現実に戻った。

もう少し 浸っていたかったな。



次は いつだろう?

いつまで 待てばいいの?


いつまでも 待つよ。


幾千の星の夜を越えて。